■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#97
さすがにダメでした。
何がかと言いますと、登録申請する写真の厳選度を下げてしまった点です。
下記をご覧ください。
アドビストックに一気に100枚近くの画像を登録しようとしたのですが、半数が却下となってしまいました。
そして却下になった写真のうち、約3分の2が類似の写真が提出済み、という却下理由でした。
これはある意味致し方ありません。
技術的な問題、という理由での却下の場合は対策の打ちようがない点は今まで何度もお伝えしてきましたが、類似の写真あり、という判断をされてしまうとどうしようもありません。
今回は桜と富士山というテーマで撮影した写真が非常に多かったのですが、それこそピント位置を手前の桜にするか、奥の富士山にするかで写真の趣はだいぶ変わります。どちらが良いかも一概には言えないと考えて、いろいろバリエーションを増やして撮影し、そして両者ともに提出する、という試みをしました。
どちらの観点の写真であっても採用されたものもあるので、ここでも何が類似性として却下になったのかの原因分析をするのはなかなか困難です。時間をかければわかるものも増えるかと思いますが、今の私ではとてもその時間は取れないので割愛いたします。
ただし、すでにアドビストックで登録されている写真を改めて見ると、パンフォーカスの写真が多い感じです。
つまり絞りをあけて、ボケを使いながら、という写真よりも風景写真としての基本である手前から先までピントが合っているシャープな写真が多く登録されている、という状況です。
そうすると、遠方の富士山にピントを合わせ、手前の花は前ボケを使う、という写真はあまり評価されないかな、と感じたわけです。
本来であれば、撮影に行く前にそのようなことを下調べして現場に行けばよいのかもしれませんが、逆に言うとその観念に凝り固まってしまうと、現場で柔軟な撮影判断、思考ができなくなってしまうリスクも抱えることになります。
やはり現場重視で、その場所で目の前にある後掲の何を写し取りたいか。
そのことをしっかり感じ、考えたうえでの撮影の方が結果として納得できる写真ができるように感じます。
しかしながら、手前の桜までの距離が近すぎると、相当に絞り込んでもパンフォーカスにならないケースも出てきます。
F値(絞り)をいくつにするか。
これも色々試行錯誤するしかありませんね。あとで現像時に手間が大変かかることにもなりますが、簡単に行ける場所でなければないほど、様々なパターンで撮影してくる意識と習慣をつけたいものです。
今日の教訓:現場では、さまざまな撮影パターンを試してこよう!