■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#90
今回も買ってくださる方が出てびっくり、というお話の続編です。
今度はPIXTAの方での結果です。
これから夏に向かおうとする季節で再び紅葉の写真です。
紅葉を撮りに行く回数が圧倒的に多く、自分のコレクションの中ではおそらく半分以上が紅葉風景の写真なので、紅葉風景の写真を買っていただくケースが多くなることに違和感はないのですが、実は今回は、ダメもとでも登録してみようと思ってアップした1枚です。
具体的にはこちらです。
紅葉風景とは言っても、気づいてくださるかどうか微妙な大きさなのですが、男性が一人写っています。
渓谷の中で、大きな岩の上に立っている男性。
一応撮影時に、向こう側を向いているので、肖像権の問題にはならないだろう、故に、ストックフォトの申請時にはねられるリスクは低いだろう、そして、人のいない風景より、やはり人物が写り込んでいたほうが、買っていただける可能性が若干上昇するのではないか、という想定を持ったうえでの撮影、そして登録申請でした。
しかしそもそもの素材として、太陽光線がない、曇天の中での撮影。
色づき加減もそもそもの場所の問題(華やかな紅葉風景が見られる場所ではなかった)もある中での1枚。トリミングをどうしようかとも悩みました。
結果としてRAW現像仕上げをこのレベルにして、申請を行ったものでした。
仕上がりの結果として、悪くはないものの、自分でお金をかけてプリントしてコレクションに入れたいな、というレベルには全く達していない、このような場所に行きました、という説明用写真のレベルにとどまってしまっています。
ここまで書いてきて、ふと思いました。
だから買ってくださる方が現れたのかな、と。
購入してくださった方も、この作品に芸術的価値を感じての購入ではまずないでしょう。その代わり、現場の状況を伝える上では、あるいは、どこの現場という特定情報ではなく、渓流での散歩、というようなテーマの中での該当する写真を探していた中でのチョイスかもしれません。
いずれにせよ、買ってくださる方がいらっしゃる、というのは本当にありがたいことです。いつも同じことを申し上げることになりますが、私自身このストックフォトを始めるようになって、撮影時にシャッターを切る枚数が格段に増えました。そして、審査で却下されることをあまり恐れずに登録申請を行うようになっています。
その過程で出た、小さいものではありますが結果の一つが今回ご紹介するもの、ということになります。
究極の1枚を選択して、登録申請する、という世界とはずいぶん違うところに来ていることは間違いありません。
ですが、ストックフォトを活用するメリットはそのような経験を通じて、腕が磨かれると感じられることです。
皆様もフォトライフ、ストックフォトライフ、どうぞ楽しんで取り組んでいただきたいと思います。
今日の教訓:こんな写真はどうだろう、という意識でどんどんシャッターを切ろう!