■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#68

やはり!

という事態に直面しました。

アドビストックに10枚登録申請をしたのですが、24時間も経たずに、あっという間に全枚数却下となってしまいました。

理由はすべて「技術的な問題」。

もしかすると、という予感はありました。とはいえ、チャレンジと思って申請を出したのですが、結果は予想通り、悪い予感が当たってしまいました。

提出した写真のうちの1枚はこちらです。

普段このような写真は撮らないのですが、この時は紅葉風景を探しに出かけたものの、思うような場所に出会うことなく、もうあきらめて帰ろうか、と思っていた時分に一本のモミジに出会い、カメラを向けているうちに、前ボケを使ってみたらどうかな、と急に思い何枚もシャッターを切っていました。

まあまあな感じでとれたな、ということだけはビューファインダーで確認して帰宅したのでした。

そしてRAW現像をしている最中に、これはハイキーで露出調整をするとさらに感じが出てくるのでは、という思いが出てきました。

その結果作り出した写真の1枚が上記のものです。

いかがでしょうか。

個人的には決して悪い作品とは思わないのです。

私の場合、どうしても絵葉書的などこにでもあるような風景写真ばかりになってしまいがちなのですが、今回の作品は、ちょっといつもと違う自分のイメージ写真です。

ダメなところを指摘せよ、と言われると、構図や空間の使い方など、改善できたらいいな、というところは正直あちこちにあります。

トリミングをしながら、工夫をして仕上げてはいますが、限度、限界はありました。もう少し撮影現場で工夫をすればよかったかもしれませんが、それは後の祭り。

それらの検討過程を経て残った10枚を申請したわけですが、見事、全部落選!

はい、真っ先に思い当たることは、これです。

「露出補正」

先ほどハイキーに仕上げた、とお話しました。

上記掲載の写真の元データを添付します。

こちらです。わかりやすいように比較でRAW現像後のものと並べました。

相当に明るく補正をかけたのを感じていただけると思います。

正確に言えば、+1補正をかけました。

RAW現像の作業中はさらにもう一段、つまり+11/3(1.33)まで補正をかけてもよいかな、と感じるくらいでした。

もちろんカメラが判断した適正露出が間違っている、ということを言いたいわけではありません。

カメラの出す適正露出では、面白み、雰囲気のある写真とは思えないため露出補正をかけているわけです。

撮影時にそこまで気が回って、+1の調整をしたうえで撮影することができていればベストでしたが、あとからRAW現像で対応すればよいだろう、ととにかくその時はデータをカメラに写し込むことを優先してしまいました。

ここがおそらく、提出された撮影データの1次チェックで露出調整が過度にされている、という判定にすぐに引っ掛かり、あっという間に却下されることになってしまったのではないかと思います。

事前チェックを怠っていたのですが、却下判定を受けて改めてヒストグラムを見てみました。

ここは私が不得意な部分ですが、極端な露出オーバーという状態には加工前の写真も加工後の写真をみても思えませんでした。

そしてもう一つ、白トビです。

こちらの方が大きな問題かな、と思ったのですが、これはやはりプラスの露出補正をかけているので、白トビ部分が拡大しています。

しかし、もともとの画像であっても、紅葉の背景にある曇天の白い状態が、ほぼ白トビ状態になっている部分もあるため、どうしようもないかな、という感じ。

全体をプラス補正するのではなく、シャドー部分だけを思いっきり持ち上げることも改めてしてみましたが、それでは限界がありました。

改めて、ビフォー、アフターの写真を並べてみます。

もちろん左がビフォーでカメラの判断した適正露出です。右側が+1補正をかけたもの。

(加工時に若干トリミングしています)

現場のその時の状況はもちろん左側に近い状況です。曇天の午後。

左の写真もまあ、写実という見方からすれば、アリの写真でしょう。

ですが、自己満足の写真であればまだしも、他の方に見ていただく写真としてはあまりにもトーンが暗すぎる、というのが私の感覚、判断です。

さてさて、同じ写真をPIXTAにも申請しています。

そちらの結果がどうなるか。

次回ご報告したいと思います。

今日の教訓:露出補正は難関!適正露出は何か、を常に考えよう!

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