■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#50

1年かかりました。

有難いことにようやくPIXTAで1枚買ってくださる方が出ました。

ただし、単品購入ではなく、定額制の中での購入ですので、自分への報酬は0.25クレジットです。

えっ、これはいくらになるのか、というご質問ですか。

あまりこれは気にしないほうが良いと思うのですが、一応お答えしておきましょう。

はい、その金額は27円です。

えっ、たったの27円。

そうなのです。ストックフォトでいただくことができる報酬とはそのレベルなのです。

更にPIXTAの場合は、10クレジットにならないと現金への交換もできません。

つまり、この定額制での販売であれば、40枚売れないとお金にならない、ということなのです。もう少し言えば、ストックフォトを始めたばかりのレベルで生計を立てよう、ということはあり得ない、ということです。

副業ということで考えても話になりません。

私の場合は、1年以上かかってやっと1枚です。

それだけ飽和している市場とも言えます。

ではなぜ、PIXTAをはじめとしたストックフォトへの投稿をいまだに続けているか。

それは、お金が第一の目的ではないからです。

以前にも記したと思いますが、第一は、自分の撮っている写真の質がある一定レベル以上であり続けているかどうかの確認です。

あくまで写真撮影は自己満足の世界でもあります。

自分が良い写真と思うことが何よりで、それで十分というのが、職業写真家でない一般カメラマンにとっては十分なレベルでしょう。

とは言え、やはり人間である以上は、自分の満足だけでなく他社からの評価が欲しいというのが人情ではないでしょうか。

もちろん私のその一人です。

そうなると、売れる以前に、フォトストックにおける審査に通ることも大事な要素の一つ、ということになります。

審査料を取られることなく、自分の写真の質の判定をしてくれるわけです。

ピント、構図、色合いなどの各要素と共に独自性。

これらを加味したうえで審査をしていると思っていますので、その審査に通ることは素人にとっては決して低いハードルではありません。

ネット上での様々な記事を見ていると、ストックフォトの審査に通らないくて涙している、という方の記事もたまに拝見します。

ストックフォトの運営側もそれこそ企業の存続がかかってくるわけですから粗悪な製品を扱うわけには行きません。

必然的に掲載するコンテンツは一定レベル以上でなければ困るわけです。

そう考えれば、1枚売れてフォトグラファー側に支払われるお金は27円であっても何かを言える筋合いではない、というのが私の感覚です。

本当に自信をもって提供できる写真の質がある、ということであれば、自分でサイトを運営すればよいだけの話です。

つまりプロ写真家として活動する、ということですね。

しかしすべてのストックフォトカメラマンがプロにはやはりなれないでしょう。

私もその一人です。そして今の私であれば、独自サイトの運用など不可能です。だからこそストックフォトの運営はありがたいものと感じています。

自分なりのストックフォトサイトの活用方法を整理しておくことが何よりも大事なことと思っています。

最後になりましたが、PIXTAで買ってくださった写真はこちらです。

今日の教訓:なぜストックフォトサイトを活用するのか、改めて考え直してみよう!

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