■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#5

ストックフォトを始める時のきっかけには多くの方が、好きで撮ってきた写真を活用して、お小遣いを稼げるようになれば嬉しい、というものがあると思います。もちろん私もその一人です。ですが、現実は甘くありません。初めてストックフォトに登録してから9年たった今でも私は1円もこのストックフォトで稼ぐことができていません。

ではなぜこのような記事を書いてアップしているのか、と突っ込まれてしまいますね。

その理由は、将来きっといつかお小遣い稼ぎができるようになるだろうと信じているからです。世の中には副業をするならこれ、と様々な情報が溢れかえっています。どれも簡単そうにできるように皆さんの上手な情報発信に感心するばかりですが、しっかりとしたコンテンツを作られ発信されている方の投稿記事に触れると、やはり副業と言えども、稼ぐことができるようになるには一定水準以上の努力が求められていることがわかると思います。ストックフォトについても全く同じことがいえると思っています。

すでに黎明期はとうの昔にすぎ、数多くのフォトグラファーが参入し、数限りない写真がそれぞれのサイトにはアップされています。そのような中に今更参入しても到底売れるようにはならないだろう、という意識はとても納得感があります。だから私も登録当初ある程度までの数の写真をアップしましたが、反応がないこともあってそれ以降はやめてしまいました。そうなのです。一番最初にPIXTAに登録したのは2011年ですが、それ以降ずっとほったらかしで、2017年に一度一枚だけアップしたものの、審査に落ちてしまい再びやる気を失い、再度チャレンジをしようと思うまでに3年の月日を要しました。

でもお陰で写真に対する知見は上がりました。

お恥ずかしい話ですが、その2017年に審査に落ちた写真はこちらです。

パッと見る限りにおいては良い雰囲気に撮れている写真と思ってくださる方もいらっしゃることでしょう。

ですが、本当にお恥ずかしい話ですが、素人が自分のコレクションとして楽しむ分には十分ですが、プロとして写真を販売する、という意味では審査に落ちて当然でした。それはデジカメに関する知識経験が圧倒的に不足していたことが大きな理由です。2017年のことですから、世の中は当然デジカメ一色です。しかしながら私の場合は、20年以上前からリバーサルフィルム(スライドフィルム)を愛好してきたために、デジカメを初めて購入したもの相当に世の中に出回ってきてからでしたし、デジカメで撮った写真を現像する、レタッチをする、ということに対してあまりにも疎かったのです。

フィルムカメラは撮影されたものをそのまま楽しむものです。故に、どうしてもデジカメであとからレタッチする、ということに抵抗感がありました。知識としては、移ってほしくない電線などをあとからレタッチすると消すことができる、とフィルムカメラ時代で全くありえないようなことができてしまう、ということは知識としては持っていました。しかしどうしても風景写真を楽しむものとしてはありのままを写し込むということへのこだわりが強かったために、レタッチしてしまったらおしまいでしょ、という意識から抜け出すことができずに、デジカメへの習熟が極めて遅くなりました。

その結果がこの写真の審査落選です。でもPIXTAはありがたいことに丁寧に不合格理由を教えてくれます。この時の不合格理由は、

[リジェクト理由]フィルムまたはCCDの傷やホコリなどが確認できます。

不要な箇所をレタッチして再度アップロードしてください。

改めて見返してみても丁寧ですよね。提出した写真を改めてじっくり拡大してみると、本当に恥ずかしい限りですが、青空部分にはたくさんのごみが写っていました。もちろん空中に浮遊しているごみではなく、私のカメラの撮影素子についている微細なごみが写り込んでいるのです。カメラの機能としてごみ除去というものがあるので、それで十分だろうとしか考えていなかったのです。また、投稿前に等倍(100%)にしてチェックする、ということすらしていませんでした。デジカメを扱う上でのかなり基本的部分なのですけれどもね。審査された方にはひどい写真を見せることになってしまい申し訳ないな、と思ったことは今でも忘れていません。でも結局この時はレタッチして、再提出をすることはしませんでした。面倒になってしまったのですね。加えて当時はRAWで撮影する、ということもしていませんでした。JPEGで撮影してそのまま登録申請をしていたのです。こちらについてはまた機会を改めてお話ししたいと思います。

今日の教訓:写り込んでしまったゴミは必ずレタッチして、なくしてから登録申請しよう!

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