■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#22

前回、アドビストックにおける私自身の不採用理由についての考察をしてみましたが、あと2回ほど、さらに登録申請した写真の不採用についての考察をしてみたいと思います。

私の場合は、あまりこの理由で不採用ということには今までなっていませんが、この理由の時は素直にダメだったな、と反省ができるので、私にとってはわかりやすい不採用理由です。

それが何か、といえば「アーチファクトの問題」です。

アーチファクト?と言われても、初めてこの不採用理由を見たときは、正直全く分かりませんでした。

英語として考えても、ますます無理なことですが、そんな単語あるのかな、というレベルのもの。とはいえ、不採用理由のところにはもう少し補足説明がありました。

転載すると、

『過度のアーチファクト/ノイズは、低光量、カメラの設定ミス、強力な圧縮または後処理が原因で発生する可能性があります』

となっていました。

これでわかりました。要は色や明るさ、彩度等の設定をあまりにいじりすぎたということね、と思うとふっと肚に落ちてきました。その写真は、実はまだまだデジカメのことがよく解っていない時期に撮ったもので、RAWではなく、JPEGで撮っていました。その上でさらに色や彩度、コントラストなどを何とも現場で見たものの心象風景とPC上に出てきた画像に違いを感じて、あちこちいじってしまった記憶が残っていたからです。

このあたりは全くの素人ですが、きっとあちら様では、どの程度カメラの当初の撮影状態からどのくらいいじっているかを判別するソフトがあるのではないかと思います。いじることが前提のデジカメの世界とは言え、さすがにいじりすぎの写真は現実離れして、クオリティが低い、という評価を得るリスクが高くなりますから、運営側としてはそのような写真は初期段階で排除しておきたい、と思うのも当然です。自分が運営側であれば、よほどの芸術性の高い作品に仕上がっていない限り、いじりすぎは即アウト、という判定をするでしょう。

そう思うと、自分のその作品は、許容範囲を超えてしまったのだな、と思います。ただし、同日その場で撮影した写真、すべてが不採用というわけではありませんでした。

採用になったものもあります、というか、この理由での不採用1枚で、採用は複数枚という結果でした。

故に諸々の調整も全くダメ、というわけではなく、ギリギリ許容範囲に入ったものと入らなかったものがあった、ということだろうと受け止めています。

今となっては、そもそもJPEGで撮っているが失敗ですが、デジカメの場合は、どうしても現像処理での手心の加え方次第で、出来上がりの作品が変わってしまいますから、最後はもう運営側の判断に従うしかありません。

うまく調整の加減を自分で見つけていくことが大事です。

自分が納得いく作品に仕上げても、審査に通らなければ残念ながらストックフォトを活用する意味がなくなってしまいます。

うまく共存関係を見つけることが大事です。

どうしてもその場に即した忠実な色合いを残したい、ということであれば、私のように未だにリバーサルフィルムにこだわる、ということでしょう。

本日はこのくらいにして、不採用理由の大所(おおどころ)については次回にしたいと思います。

今日の教訓:「アーチファクトの問題」という不採用理由から学ぼう!

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