時差ボケ回避の秘策

楽しい楽しい海外旅行。ですがすべてが楽しいことばかりではないのはその世界も同じこと。アメリカに行くとは違いそれほどきつくはないと思うのですが、そうは言っても難題の一つに挙げておかねばいけないのが時差ボケです。

日本からのイギリスへのフライトは直行便で約12時間。多くの直行便はお昼前に成田を出発すると思います。日本で考えると深夜12時前後に現地につくことになります。

しかし時差は9時間(夏時間では8時間)。日本時間24時頃に到着となると現地時間では15時。夏時間であれば16時。冬場でなければ十分に明るいですし、夏場であればホテルにチェックインして一つのロンドン市内観光地に行くことすらできます(実は我が家も2年前に行ったときには、チェックインしてすぐさまロンドンアイへの観光に出かけました)。

なんといっても夏場であれば夜の8時でもまだ明るいですから。そして本当に暗くなってからの夕食。はっきり言って子どもたちは食事どころではなく、レストランで注文して食事が出てくる間ずっと寝ていました。私もウトウトしかかっていました。妻だけは元気でしたが。

実はこれ、私の経験上からすると、かなり時差ボケ対策及びそのあとの行程からすると危険です。体力のある方であればよいのですが、そうでないとどうしても後につけが来ます。そうなんです。この後現地時間12時近くになって寝るということは、日本時間で言うと早朝にようやく寝る、という感じなのです。

まあ徹夜明けで寝ることを考えれば寝ることもできますが、決して質の良い眠りにはならないと考えてください。だから体力のない人にはきついのです。飛行機の中での過ごし方も大いに問題となります。

さて、ではどうすれば時差ボケ対策に一番良いのか。この後の話はあくまで直行便いった場合のケースですので、経由便で言った場合は残念ながら少々事情は異なります。但しトランジット(乗り継ぎ)の時間があまりない便の方であれば同じですので、参考にしてください。

それは、まず

その1:飛行機の中では寝ない

その2:胃腸の丈夫でない方は、現地について夕食をとらない

その3:できるだけ早く寝る

この3つです。

これはイギリス往復を何回したか記録していないのでわからないのですが(10往復まではしていないかな)、その中で得た私の経験です。

なかなか同じようにしてくれる人はいませんが、特に胃腸の弱い人には絶対にお勧めです。

なぜか。

その1の機内で寝ないというのは中途半端な時間に昼寝をしないということです。特にフライト後半に昼寝をするイコール、日本での時間で言えば夕食の時間あたりに昼寝をすることになります。夜の睡眠に影響でますよね。

その2、日本時間を考えてみるとお分かりになると思います。深夜24時を過ぎて食事をすれば胃腸に負担がかかります。

結局は、日本時間を意識して寝ることが一番なのです。

では唯一の心配は何かというと、それで寝てしまうと日本時間の朝に目が覚めるではないか、という点です。そうです、確かにこれは可能性十分です。そうなると現地時間のまだ未明、朝までだいぶ時間があることになります。

もしそうなった場合は是非読書もして明るくなったら早朝の散歩に出かけてください。もう一つはその対策として、直前は目いっぱい働くことです。そうすれば、たまった疲れのせいで、ゆっくり寝ることができると思います。是非睡眠のリズムを計算して海外旅行を楽しみましょう。