■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#56
前回、真夏に新緑の時期に撮影した滝の写真をPIXTAで買ってくださる方が現れたというお話をしました。
自分でもお気に入りの場所の写真なので、売れてとても嬉しいのですが、実は同じ場所で撮った違うアングルの写真がアドビストックの方で売れているのです。
滝の全貌を表す写真としては、前回お見せした写真よりも明らかに今回の縦構図の方がよく撮れています。
パッと見には、前回の横構図の写真よりもこの縦構図の方が自分としてもよい感じに撮れていると思いますし、滝の大きさを感じさせることにつながる写真だと思っています。
ですが改めて両者の写真を見比べてみると、別な感覚が芽生えてきました。
それは何かと言えば、この縦構図はいわゆる絵はがき写真の典型的なものになっているな、という感覚です。
撮影していた現場では、色々な場所でどのアングルが良いか、そして上部の陽の光はどのように入れ込むのが良いか、などかなりの時間を使って試行錯誤を行いながら撮影を楽しみました。
数回赴いている場所なので、主に三脚を設置する場所は2か所です。
今回の縦構図を取っている正面と、前回の横構図を取っている右上部の岩場。
そこからどの部分を切り取るか、ということに毎回頭を使います。
来たことがある場所だからと言っても、その時の自然条件が常に異なることから同じ場所に立っても今日は何か感じるものがないな、という時もあるのです。
そうすると大して広くない場所ですが、歩き回ることになります。
たった数歩、数メートル場所が移るだけで、かなり雰囲気が変わるのもこの場所の特徴です。
その中で常にその日一番の場所、構図は何か、これを考えシャッターを切るのが風景写真の楽しみであり、少々大げさですが醍醐味です。
どうぞ皆さんもあちこちの場所で風景写真の撮影を楽しんでくださいね。
今日の教訓:数歩、数メートルでも取れる写真が変わる。どんどんチャレンジしてシャッターを切ろう!