■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#51
前回、ようやくPIXTAで購入してくださる方が出た、というご報告をいたしました。
今回はその写真について少しコメントをしたいと思います。
この写真が売れたのは6月です。
そして売れた写真を撮った時期は3月末です。
ストックフォトにアップロードする(登録申請する)写真は、季節感を先取りしたものが良い、とよく言われています。
6月の時期であれば、夏休みのシーンなど、ということになります。
ですが、今回に関して言えば、それは全く当てはまらない、ということになりました。
春の時期でこのようなという話の中で使われるにしても時期的には遅すぎます。
つまり、私にとっては購入してくださった方がどのような用途でお求めいただいたのか皆目見当がつかない、ということです。
その点はあくまで一つの事例でしかありませんから、あまり深く想像を巡らせても益するところが多いとは思えないので、一つの事例として、季節感は意識しなくてもよいかもしれない、という意識でいるようにしたいと思います。
一方で、写真のテーマについても少し考えてみたいと思います。
この写真は、桜の季節でお寺の風景を絡めて何か撮れないかな、と思って鎌倉に出かけた時に撮った1枚です。
残念ながら天候は今一歩で、すっきりした青空もなく、なんともどんよりとした雰囲気の日でした。
そして桜も自分の好きな感じの光景には出会うことができず、まあ、日本の雰囲気を伝える写真に少しはなるのかな、と思ってレンズを向けてみたものの一つがこの1枚です。
屋根瓦の感じも日本のお寺、という雰囲気は感じられたことも、カメラを向けた一つの理由でした。何となく自分の感覚として桜ではなく、日本のお寺、という感覚にフィットした場所、そして光景だったのです。
少々大げさに言えば、何か和む感じが自分の中にあって、それがこの写真を撮らせた原動力になったということかもしれません。
自信作という感覚は全くありません。
ですが、何かを感じてくださった方が現れた、だから購入してくださった、ということでしょう。
記録写真とも記念写真とも違う何か。
そのような写真も積極的に撮影し、ストックしていくことでこのような結果につながることがある、ということを改めて私自身も感じることとなりました。
心象風景を切り取った、というと本当に大げさな表現ですが、ですが写真の基本の一つはそこにある、ということを感じることとなりました。
今日の教訓:少しでも心動くものがあれば撮影しておこう!