■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#49
先月の2021年5月末でGoogleフォトという写真や動画を無料で容量無制限にアップロードして保存しておくことができたサービスが終わりました。
活用していた方は残念なことでしょうが、無料で無制限というのはやはり限界があるということです。
今日は撮影した写真のデータの保管、保存について考えてみたいと思います。
ストックフォト事態とは少々異なる内容ですが、ご容赦ください。
スマホで撮る写真は1枚の容量は2MBとか3MB程度と思いますが、おそらく皆さんのお使いのデジタル一眼で撮る写真のデータはその数倍、あるいは10倍以上でしょう。
そもそもカメラに入れているSDカードの容量自体が32GBとか64GBのものをお使いではないでしょうか。128GBというカードをお使いの方もおられるでしょう。
1枚の撮影データが10MBであれば、100枚撮影して1GBです。となると、3,000枚撮影すると32GBのSDカードの容量はほぼいっぱいになってしまいます。
3,000枚の撮影となるとそう簡単にはいかないと思いますし、私の場合であれば、RAW+JPEGという撮影で1回シャッター切るごとに2枚分のデータが残る方式をとっている場合でも、1,500回のシャッターを切る分、ということになります。
昨秋、北アルプスの紅葉の名所、涸沢に2泊3日で出かけた際も、私の場合は1,000枚の撮影に届きませんでした。
風景写真の場合は、やはりじっくり構えて考えながら撮影しますので、私の場合は、それほど容量のことは気にならないのですが、実はその時、山小屋で知り合った私と同じアマチュアカメラマンの男性は、驚くほどシャッターを切る人でした。正確な数は忘れましたが、1日で軽く1,000枚は撮影しているような状況でした。
その彼と同じ場所で撮影を楽しんでいるときがあったのですが、なんと「カード容量がいっぱいになってしまった、もう撮れない、どうしよう」と言っていたのです。それもSDカードは1枚ではなく2枚持っているにもかかわらずです。
正直びっくりでした。その時は一生懸命いらないと思える画像を消去してその場で空き容量を作って撮影を続けていましたが、そのようなスタイルの人であればもう1枚予備のSDカードが必要ということになるのだな、と改めて感じました。
さらに、保存については、たしか4TBの外付けハードディスクもすぐにいっぱいになってしまうので、ハードディスクも複数保有している、ということでした。
正直、気になって聞いてしまいました。
「それらの写真は見返す時があるのですか」と。
帰ってきた答えは「う~ん、そうですね。あまり見返す時はないかな」というもの。
あくまで撮るのが趣味、という方だったわけです。
もちろんこのような楽しみ方もあるわけで、良い悪い、という問題では全くありません。シャッターを押すだけで楽しい、というのは理解できます。
ただし私の楽しみ方とこの方の楽しみ方はやはりだいぶ温度差があるな、と思ったわけです。
私自身は、以前はPCのハードディスクに撮った写真はすべて保存していました。
当時のカメラはAPS-Cカメラでしたし、普段の家族写真とは、写真サイズがNikonの場合、L、M、Sの3つから選べるのですが、Sで撮影することがほとんどでした。そうすると、データ容量は1MB少々なのです。
これであれば相当な枚数を撮ったとしてもそれほどディスク容量を消費することはありません。入れていたSDカードはなんと2GBでした。
さすがに今はフルサイズ一眼を購入して風景写真はRAW+Lサイズ、という撮影にしているので、その場合は1回シャッターを切ると60~70MBを消費します。
PCのハードディスクは1TBのものを保有していますが、外付けハードディスクも購入しました。
ですがそれでもそのハードディスクは2TBで、購入して2年ほど経過しますが、まだまだ十分に余裕がある利用状況です。
その一つは、撮影後うまくいかなかった写真の特にRAW撮影したデータは消去する作業を毎回繰り返していることが、ハードディスクがまだまだ余裕がある一因です。
フルサイズ一眼のRAW撮影で1枚40MB程度です。風景写真の撮影で1日出かけると、私の場合はだいたい100~200回くらいシャッターを切るケースが多く、その中で、まずまずの撮影になったな、と思ってRAW現像を行うのは30~40枚くらいでしょうか。また、基本的には3段階での段階露出をしています。たった1/3の露出調整であっても時と場合によっては結構写りに差が出ます。そうなるとどう見ても適正露出ではないな、という写真も出てきますので、それらもデータ消去です。そうすると1日の撮影小旅行であっても、撮った写真の容量はそれほどにはならないものです。
さらに最終的にこのRAW現像した写真がストックフォトへの登録申請をする候補として残る写真というメリットになっていきます。
今のところまずまずの採用率になっていますが、もしかするとこのような写真選別法が功を奏しているのかもしれません。
多少手間はかけていますが、自分の中では、一応の整理整頓ができている、と思っている管理手法のご紹介でした。
お金をいくらでも趣味のために使える方は、余計なことに精力を使うことなく、どんどんハードディスクに撮影したものを入れ込んでおけばよいわけですが、ハードディスクも昔に比べればものすごく安くなったとは思いますが、そうはいってもそれなりのお金は必要です。
写真整理をどのようにしていくか、多くの方の悩みでもあろうと思い、記してみました。何かのご参考になれば幸いです。
今日の教訓:RAW現像は厳選してストックフォトに登録する写真を絞り込もう!