異国での貴重な体験前回、決めることが大事です、というお話をしました。
そうまずは、家族で海外旅行に行くという決心が何よりも大事です。
そしてその第一関門を突破したら次はその旅で得たいものは何かを考えましょう。
初めて行く土地でしょうから、多くの初体験が待っていることは間違いありません。しかし単に有名観光地を巡り、そこで記念撮影をして帰ってくるという旅では、もちろんダメと言うことはありませんが、ここまでこのコラムにお付き合いいただいた方であれば少々物足りなく感じるのではないでしょうか。
もう一度繰り返しますね。
旅で得たいものは何ですか。
この答えは千差万別で、これが正解などと言うものはありません。ご家族それぞれの思い、人生が反映されるわけですからみなさんそれぞれが、皆さんならではのものを得ていただきたいのです。その中で、行き先としてのイギリスは多くのご家族にとって得られるものが多いと私は思っています。
例えば、学校で習っている英語から離れて、本場の英語に触れてくる。
日本の天皇制とは違うものの、イギリスには王様がいて、国民と深くつながっていることを理解し、改めて日本の国家の象徴である天皇について考えてみる。
都会の中にある緑の素晴らしさを感じてみる。
日本では行列に並ばないとなかなか見ることができない名画を間近でたっぷり見てくる。
などなど様々なシーンを思い浮かべることができるのではないでしょうか。
二つの文章さえできれば・・・
異国の文化に触れる機会を得ることになる海外旅行、パッケージツアーに入って、案内されるまま団体行動をとることでも初めてであれば十分に異国体験、異文化体験はできます。
しかしながら、日本人のガイドさんにおんぶにだっこではせっかくの海外旅行も存分に満喫というレベルには少々届かないと思ってください。
確かに言葉の問題、風習の問題は大きな壁になるでしょう。ですが皆さん今一度思い出してください。中学校で英語は3年間少なくとも勉強しましたよね。英語は苦手だったという方でも、Thank you. やGood morning. はわかるし使えますよね。この2語はどの国行っても是非覚えてほしい単語です。それによって、現地の人との距離がぐんと縮まるのです。
親御さん自身がこうやって英語に再度頑張って取り組めば、やはりそれはお子さんにとってもよい刺激になります。お子さんと一緒に英語を勉強してイギリス旅行に行ってくる、すごく良い経験になると思いませんか。
得られるものはさまざま
このように考えていくと、海外旅行に行くという大きな目標の先には、小さな目標がいくつも出てくると感じて頂けるのではないでしょうか。
仕事で売上目標として設定されているような目標をここで立ててください、と言っているわけではありませんので誤解なきようもう少し補足しますが、小さな目標はやりたいことリスト、行きたいところリストと考えていただければわかりやすくなりませんか。
但し常にベースには何のためにそれをやりたいのか、と言うことを意識することをお勧めしたいのです。それによって、できたときの喜びは増しますし、できなかった時もその過程があることで満足できる場合が多いのです。
達成したい目標という言い方をしたタイトルにしていますが、あくまでせっかく決心していく海外旅行です。存分に味わい尽くしていただきたいと思います。