おすすめ芸術はオペラだけではありません

イギリスで味わう芸術、前編ではオペラに少々偏ってしまいましたが、それ以外にも多々見どころはあります。

もう少しお話をしていきましょう。

まず大英博物館、これはいまさら言うまでもない世界的名所ですが、はっきり言ってここは大きすぎます。1日で見て回ることはまず無理です。そうなるとあとは時間との兼ね合いで、どこかみたいなと思うところを自分で事前にピックアップして、そこだけ回るようにするのが賢明でしょう。

私が出張時の週末を利用して行ったときには、何よりもミイラを見たいと思って行きました。そこはよく覚えていますね。無理してほとんどすべての場所を行こうと急ぎ足で回ったため、それ以外はあまり記憶がないのです。とにかく大きかったのと自分には予備知識がなさすぎる(歴史、考古学等)ことを実感したことはよく覚えています。

美術館は、ナショナルギャラリーが第一のお勧めです。ここも大きな美術館ですので、全部を見て回ろうと思えば少なくとも半日はかかります。日本にいる時に美術館なぞにはついぞ足を向けたことのない私でしたが、ここにあった大量のピカソの絵にはとても興味を持ったことをよく覚えています。あとはやはりターナーの絵でしょうか。

そしてもう一つ、これは老若男女楽しめるミュージカルでしょう。「キャッツ」や「オペラ座の怪人」は日本でも劇団四季がロングランでやっていましたので、海外に行かなければ見ることはできない、ということはなくなりましたが、現地ではずっと人気が続いているようです。特にオペラ座の怪人の方はすごいですね。

そしてこちらはお値段もオペラに比べれば庶民的。たとえばお子さんお二人いらっしゃる家庭で家族4人で見たとしても、席によって値段は変わりますが、安いチケットを選べば当時の福沢諭吉先生2枚以内で収まりました(安くはないですね)。

せっかくの海外旅行ですから、家族でバレエやオペラは無理(お財布との相談)であってもミュージカルは是非見に行ってきてください。

有名なものがやはりよいと思いますよ。英語がわからなくても有名なものであれば十分楽しめます。わかる方であればもっとよいですが。上記の二つ以外では私は「クリスマス・キャロル」がすごく印象に残っています。クリスマスの時期に上演されるものですが、オペラ座の怪人よりもこちらの方が断然よかったと思っています。

更に演劇通の方であれば、シェークスピア劇場にいく、というもの良いですね。但しこれは言葉の問題も出てくるでしょうから、かなりの玄人向けでしょう。

冬場のイルミネーション

芸術という点からは少々それるかもしれませんが、もし冬場に行くのであれば、やはりクリスマス前後がお勧めです。ショッピングの楽しみという面もありますが、夜が長いわけですので、イルミネーションのきれいさをあちこちで楽しむことができます。

デパートや有名な通りなどではやはりお金をかけてイルミネーションを施します。何も世界でイルミネーションがあるのはロンドンだけというわけではありませんが、海外旅行の楽しみに必ずなると思います。

一番のお勧めはロンドンであればリージェントストリートですね。

リージェントストリート、夜のイルミネーション想像してくださいね。

そして写真を撮るときは夜景モードで撮ってくださいね。できるだけぶれないように、細かい設定ができるカメラをお持ちの方は、ISO感度を上げてください。1600まで上げられるとばっちり夜景撮影いけると思います。