■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#15
前回、RAWで撮影することがあくまで大原則でしょ!というお話をしました。
舌の根も乾かぬうちに、とお叱りを頂戴するのを覚悟のうえで、あえて今日はJPEGで撮影した写真の登録申請のお話をしたいと思います。
白状しますが、前回のRAW撮影が原則でしょ、というお話は自己反省も踏まえての記事なのです。少なくとももう1台の機種を買って以降はRAWで撮影することが当たり前になりましたが、それ以前、D60しかもっていなかった時には、RAWで撮影したことはありませんでした。つまりデジカメで撮った写真を現像する、という概念が全く分かっていなかったのです。正直なところ、撮影された画像そのままで満足いく写真というのはなかなかありませんでした。よって、PCの画面でチャックした後、PCに付属のソフトで色合い等の調整を都度都度していました。結構いろいろな調整ができたため、とても便利なソフトと思って使っていたのです。JPEGの画像を調整してJPEGで再度保存しなおす、ということです。
そして今の段階で私がアドビストックに登録できた写真、300枚程度のうち、おろらく半分以上はJPEGで撮影し、色合い等の調整をした写真です。つまりRAWで撮影したものではない、ということです。前回の教訓のお話を自ら否定するようで恐縮ですが、これから撮影するのであればRAWで撮影することが基本ですが、過去にRAWではなく、JPEGで撮影した画像が撮りためてあるのであれば、それをあきらめる必要は全くない、ということです。
ただし、JPEGで撮影し調整した数多くの写真の中でまだ書いてのあらわれた写真は1枚もないので、こんな強気の言い分は結局独りよがりでしかない、と改めてお叱りを受けることになるかもしれませんが、少なくとも登録申請して、採用、不採用の評価をしてもらうだけでも私は価値があると思っています。そこで採用になれば自分の狙う被写体の捉え方、画面の作り方については一応一定水準以上にある、という判断をしてもらったことになるからです。
その自信をどんどんつけていくこともとても大事なことです。
だからこそ、過去のストックを総ざらえして、登録申請できるものがあればJPEGで撮った画像であってもどんどん申請してみましょう。
さらにもっとお叱りをいただくかもしれないことを覚悟のうえでお話をすると、最近撮って登録申請している写真でも、RAWではなく、はなからJPEGで撮影して、その上で色合い等の調整をして登録申請している写真もよくあります。
実はこの写真、採用になったものも不採用のものもどちらもJPEGで撮影しています。私の場合、あくまで趣味は風景写真なので、お料理の写真は今まで全く撮ったことがありません。家族で食事に行った際にも女性陣はお料理が出てくるたびにスマホを向けるのですが、全く興味なしでずっと今まで来ました。
ですが、ストックフォトという世界を知った今、改めて身近にある題材ということで料理、食材も大事な撮影機会ということに気づきました。ゆえに今、それらの写真は修行中です。光の加減はどのような具合が良いのか、そもそも絞りはどれくらいに設定してどのように見せるのが良いのか、手持ち撮影でよいのか、やはり三脚を使うべきなのか。考え出すときりがありません。ゆえに、良いのかどうかはアドビストックの判定員に教えてもらおう、という気持ちで取り組んでいます。
ある意味無料で良し悪しの判定をしてもらえるのですからこれはありがたいことです。
その状態ですので、RAWで撮影して細かい部分の調整をするレベルとは思っていません。こだわりの1枚にはならないという状態なのです。もちろんこのレベルでは写真を買ってくださる方は一人も現れないかもしれません。それはそれで仕方ないでしょう。
何せ目指すべき第1関門は登録数1,000枚ですから。
売れている方のコメントをあちこちで見聞きする限り、自分でもこの写真が売れるの?というお写真でも販売実績が出ているということは大勢の方がおっしゃっています。つまりストックフォトで売れる作品は芸術性の高い作品ばかりではないということです。
作品の質の追求も大事ですが、量の追求も大事ということを考えれば、RAWにこだわりすぎないほうが良いはずです。昔撮った写真でも可能性のあると思える写真はどんどん登録申請してみてください。
今日の教訓:JPEGで撮った写真もどんどん登録申請しよう!