風景写真の愉しみ#7

レンズの悩みはまってしまった私の場合のお話の続きです。今回もお付き合いいただけば幸いです。

前回、14mmの単焦点レンズががっかり、という状況になってしまい、さあ次はどうする、という状況でした。

今回はその続きです。

SAMYANGの14mm単焦点レンズ。

非常に楽しみにしていたのですが、星空を撮影するために購入したレンズで、風景写真にも使いたい。

ですが前回お伝えしたような歪みが出てしまうレンズ特性。

これを承知の上でこの先も使い続けることができるか。機会は多くないとは言え、星空撮影に満足感を覚えることができるかどうか。

どれくらい悩んだでしょうか。数ヶ月だったような記憶です。




結論は・・・・・売却です。



そして代わりに何を手に入れるか。

広角の世界はやはり捨てられません。


色々探した結果、行き着いたのが

17~35mmのレンズです。

そしてF2.8通しの明るい大口径レンズ。

こちらです。

AI AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED – 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング (nikon-image.com)

フィルター径も77mmで今までと同様。

これも古いレンズなので、写りはどうなのか。それを問うほど技量があるわけではないものの、やはり気になります。

最新のレンズに比べればやはり解像度は落ちそうですが、そうは言っても発売当時F2.8通しの大口径の高級レンズです。

値段も中古市場で良品が手頃な価格で手に入れられるのがわかり、いよいよ14mmのレンズと交換する目的で都内のショップに出向きました。こういうときに東京近郊に住んでいるというのは本当にありがたいです。

売却代金を購入代金の一部に充ててため、持ち出しはそれほど多くなく、レンズの交換ができました。


ついにこれでNikon純正のレンズでの、17mmという広角からカバーできるレンズを手に入れることができました。



実はまだ、そのレンズで星空の撮影に天気の関係で臨むことができたのは一度だけです。

かつそのときはずっと曇り空の中での僅かな時間だけの晴れ間。

その上、なんと満月に近いときに当たっていました。

結果として標高2,500mレベルの山小屋にいたのですが、満足行くレベルの写真は撮れませんでした。

一方で、レンズ自体への満足度はとても高く、標準ズームよりも使用頻度が高くなっています。

標準ズームより小さく軽いだけでなく、35mm以上の焦点距離で使いたいときは、クロップすれば1.5倍相当になるので、50mmの標準レンズの焦点距離までカバーできます。

もっと長い焦点距離が欲しいときは別に持っている85mmの単焦点を使うことでカバーできる事に気づきました。

もちろん50~70mmレベルがどうしても欲しいとなると、上記の組み合わせではダメですが、2本持ち歩けないときは、トリミングすればよいわけで(デジカメの最大の特徴でしょうか)、

先の紅葉撮影では、標準ズーム無しで全く不自由を感じませんでした。

(この写真は19mmでの撮影でした)


この先、おそらくこの17~35mmがメインレンズになる予感がしています。




さて、レンズの話がだいぶ長くなってきました。

もう少しだけ付け加えておきますと、先にお話した85mmは25年以上前に子どもが生まれた時に購入したオールドレンズです。子どものポートレートをキットレンズよりもさすがにもう少し雰囲気良く撮りたくて、F1.8のレンズを購入しました。

AI AF Nikkor 85mm f/1.8D | ニコンイメージング (nikon-image.com)

相当古いレンズですが、Nikonのサイトではまだ情報が掲載されていてびっくりです。

そして、このレンズを購入しに行った時の場面、情景は実は今でも印象深く記憶されている思い出のレンズです。

さらに話は変わり、これは2年くらい前でしょうか。YouTubeを見ていたら、古い安いレンズだがとても良い写り、と紹介されているズームレンズの存在を知りました。

28~200mmの高倍率ズームレンズです。

高倍率になれば写りはある程度犠牲になることを覚悟しなければなりませんが、風景写真ではなく家族旅行での日常使いのレンズであれば、レンズ交換の手間もなく、広角から望遠域までカバーできるレンズは役立ちます。

Amazon | Nikon AFレンズ AF 28-200mm F3.5-5.6G ブラック | カメラ用交換レンズ 通販

というか、今までこの範囲のレンズをもったことがなかったのですが、今回購入してその魅力、威力にはびっくりしました。

今まではズームリングを回してもそこまで変化しないので諦めていたわけですが、どんと行けると違った写真がどんどん撮れます。

レンズによってまた新たな写真の魅力に気付かされた、という感じです。購入価格は正確には忘れましたが、確か2万円少々。

決して新しいレンズではなく、使用感もかなりあるものですが、中古ということにこだわらない方にとってとってもお買い得な1本。

もちろん開放F値は決して大口径レンズのようには行きませんが、ISO感度も800から1600くらいを常用域としておけば、手ブレの心配も全くありません。

家族写真を気軽に撮りたい、という方にはお勧めのレンズです。


いろいろ書き連ねてきました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

現在の私の機材は、

デジカメ一眼レフ2台、フィルムカメラ一眼レフ1台。

レンズは計4本。

使用しているカメラは1台が99%という状況ですが、レンズは4本ともいまだに出番があります。



いつか将来、ミラーレス一眼に移行するとなったら、これらのレンズはどうしましょうね。

悩みはいつまでもつきません。


今回もお読みいただき、ありがとうございました。

次回からは、風景写真のお話にいよいよ進みますね。

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