■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#95

前回の続きです。

前回は、桜の撮影時に取った写真がボケボケになっていたことにショックを受け、いったい何がダメだったのか、と自問自答をし始めた、というところのお恥ずかしいお話でした。

因みに、手振れ状態になってしまった3枚の写真のそれぞれのシャッタースピードは、実は、

1/200秒

1/300秒

1/125秒

でした。

お分かりの方であれば、えっ、このシャッタースピードで手振れ?

そりゃよっぽどの技量なしじゃないの、と思われることでしょう。

はい、技量なし、と言われてもそれへの反論は全くできません。

特に2枚目であれば1/300秒で撮影しているにもかかわらず手振れとは・・・。

情けない限りです。

因みにこの時のレンズは望遠ズームで210㎜の最大側で撮影したものです。

従来の一眼レフで勉強された方であればご存じではないかと思いますが、

「シャッタースピードはレンズの焦点距離の逆数よりも速いシャッタースピードを基本とするとよい」というのが教えの基本です。

つまり210㎜のレンズを使うのであれば、1/210秒よりも速いスピードが推奨、ということになります。

そうであれば1/300秒であれば推奨値には入っているわけですが、それでも私の場合は手振れを起こしてしまいました。

改めて1/300秒で撮った、それでも手振れを起こしている写真を貼り付けておきます。

そしてこの下に、f5.6で撮影した写真を貼り付けます。

お感じいただけると思いますが、しべの部分、くっきり見えますよね。

これで前回ご紹介の3枚が、いずれもピント合わせの問題ではなく、手振れの問題だ、ということがこれで改めて感じていただけると思います。

因みにこのf5.6での撮影時のシャッタースピードは、

1/1000秒

そうなのです。ここまで速くなれば、私の技量でも手振れは防げる、ということでした。

デジタル一眼レフカメラの性能向上に伴い、特にフルサイズのカメラの場合は振動(手振れ等)対策をしっかり考えないといけない、とムック本、マニュアル等と見れば書いてあります。ですが、ここまでとは思っていなかったというのが正直なところです。

そしておそらく一つの要因として、私の体力的問題もあるだろう、というのが本日最後にお伝えしたいポイントになります。

ここ数年、やはり体力の衰えを感じざるを得ない年齢になってきました。

そして少なくともフィルムカメラ時代であれば、標準ズームであれば1/10秒でも手振れは防げるな、と思ってやってきたのですが、残念ですがそれはもう無理、と自覚するに至りました。

標準ズームでも三脚を使わずに手持ちの撮影で行くのであれば、1/125秒より速いシャッタースピードにしないと心配、というのが今の実力とわかってきたのです。

実はこれは、あれっおかしいな、なんでこんなに手振れの写真ばかりなの、と100%表示で確かめる機会が増えたことにもよります。

実は昔であっても1/10秒でも手振れはしていたのかもしれません。プリントするにもせいぜい2L サイズまでしかしていませんでしたから、わからなかっただけかもしれません。

ですが今では1/30秒で撮っても手振れしてるな、と感じる時が出始めたことで、ようやく観念した、という感じです。一応まで私の年齢は50代なのですがね・・・・。

基本を大事にしないといけない、と改めて感じる出来事でした。

2回にわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。


今日の教訓:撮影時はいつであっても基本を大事にして、良い写真を撮ろう!

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