■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#94

今回はストックフォトから少し離れて、撮影技術と機材そしてカメラマンとしての年齢について考えてみたいと思います。

先日、自分の撮影したものをRAW現像する過程で、出来栄えのチェックの時に改めて気づいたことをお伝えしたいと思います。

単純に言えば、技術がない、ということになってしまうのですが、それではあまりにも切ないので、もう少しその要因分析をしておきたいと思ったことが背景になります。

きっかけはこの写真です。

もう少し正確に言うと、この場面でブラケット設定して撮った一連の写真です。

通常私の場合は、RAWで撮影する際は、露出補正をかけて3枚の写真を撮ります。デジカメで撮った映像はあとからいくらでも調整ができるため、わざわざブラケット撮影はいらないのでは、と思われる方もいらっしゃると思いますが、可能な限り事後調整は避けたい、という思いがあるため(ストックフォトにおいても確信はありませんが、露出調整を過度にしてしまうと、採用されにくくなるように感じています)、前後1枚ずつ露出補正をかけて撮影をしています。

通常は1/3ステップですが、最近は2/3ステップで撮影する場合も増えてきました。その方がRAW現像時の調整が結果として少なくなっているかな、という意識があるからです。

3枚撮った写真を下記に貼り付けておきます。

実はこの時、この場所、そして構図で合計6回シャッターを切っています。3枚ずつ取っているので、実際は2パターンの写真を撮る、という状況です。

そのパターンは絞りです。

一つはf5.6で撮りました。当然後ろの桜の枝や花はそれなりにボケるだろうな、という想定。ただし、本当にぼけていたほうがよいか、あるいは後ろの桜もある程度のシャープさを持っていたほうがよいか、どちらが良いだろう、という判断がその場でつかなったために、f13でも別パターンとして取りました。

そのf13で撮った写真3枚が上記に張り付けた3枚組の写真です。

そして、この状態では全くわからなかったのですが、100%レベルでのピント等のチェックをして愕然としてしまいました。

1枚目がこちら(露出補正+0.7段)

2枚目がこちら(露出補正±0段)

3枚目がこちら(露出補正+1.3段)

うまくこの画像で伝わるか心配ですが、ここで見ていただきたいのは露出補正についてではありません。

しべの部分についての画像のシャープさです。

100%レベルに拡大しているので、通常モニターで撮った写真を目いっぱい写し出すよりもはるかに大きく一部だけが拡大されて表示される状態です。

因みに赤枠があるのは、ピントを合わせた箇所の表示です。

つまり、3枚どの写真もピントを合わせた場所のはずなのに、それもがピンボケ写真になってしまっている、という状況なのです。

まあ、ピンボケと書きましたが、実際はピンボケではなく、カメラの性能が悪いわけではなく、手振れです。

保有しているカメラ、レンズどちらにも手振れ補正機能はついていません。よって、技能のなさをカメラの性能でカバーしてくれる、ということもなく、ありのままの状態が記録されてしまったということです。

さあその原因分析は、というと・・・

少々今日は長くなったのでまた次回にこのテーマ続けたいと思います。


今日の教訓:デジタル一眼レフを使いこなすためにも技量向上の意識は常に持とう!

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