■ストックフォトで稼ぐことを目指す!奮闘記#73

今日はストックフォトではなく、機材のお話をしたいと思います。

何年ぶりかでカメラ関連機材にお金を投じました。

レンズを買いました。

それも結構特殊なもの。

2年以上どうしようか考えていましたかね。

きっかけは2020年秋、念願の涸沢の紅葉撮影に行ったことです。

もう何年もずっとあこがれの場所でしたが、自分の体力で本当に行けるのか、という点と1泊2日では到底無理なので、週末の休みではどうしても足りず休暇を取る必要があったこともあり、なかなかそのチャンスは訪れませんでした。

更に以前の涸沢は紅葉の時期はテント持参ができる人でないと、山小屋には一つの布団で3人が寝る、というような信じられない状況であったこともあり、とてもいけそうな気がしなかったのです。

それがコロナ禍によって、山小屋でも人数制限がかかるようになりました。山小屋の方にとっては経営難となる大変な状況ですが、私にとってはその分多少、料金が上がったとしても千載一遇の好機到来、ということとなりました。

そして2020年秋、ついに週末プラス有給休暇1日を取っての涸沢行きとなったのです。

体力的にはやはりつらかったですが、夢にまで見た紅葉風景が目の前に広がるのを見た時は本当に苦労してきた甲斐があった、と思いました。

ですが、そこで用意されていたのはその絶景紅葉だけではありませんでした。

以前白馬八方の八方池山荘に宿泊した際に、快晴の下、満天の星空を写真に撮る楽しみを初めて味わって以来、天の川を何とか写したいと常に山に行くときには思うようになったのです。

何とか撮れたものの代表作が下記の1枚です。

この画像でお分かりになるかどうか微妙ですが、左側にうっすらと天の川が写っているのがお分かりになりますでしょうか。

まだ星景写真については勉強&経験不足のため、なかなかこれはすごい、と言っていただけるような写真は撮れないのですが、実はこの時はそれよりも大きな発見をすることになりました。

何かお分かりになりますでしょうか。

はい、絶景紅葉は太陽のもとでなければ撮れないと思っていたことが、完璧な間違いである、ということに気づかされたのです。

これらの写真、私にとっては大変なお気に入りの1枚、ということになったのです。

まさか、夜にこんなにきれいな紅葉風景の写真が撮れるとは思ってもいなかったからです。

画面の下半分だけ見たら、夜とは思わないのではないでしょうか。

星景写真を撮るために、露出時間を長くしているから、ということももちろんあるのですが、それだけではありません。

もう一つ大事な要素がここに加わっているからこそ、天の川、星空は多少犠牲になっているのですが、紅葉が浮き出てきました。

もうお分かりの方もいらっしゃることでしょう。

この日は、何と満月だったのです。

まだ、月が昇り始めて、それほど時間が経っているわけではないのですが、それでも月の明かりがどれほどのものか、この写真で思い知らされました。

肉眼ではここまではっきりとは見えていません。

ですから、実は初めの1枚を撮影し、モニターに映る画像を観た時は、とてもびっくりしました。

何が起きた!? というくらいでした。

星空と紅葉が同時に写せる。

このことを知った時には本当にうれしい気持ちでした。興奮しました。

時間が経つのがあっという間。

何枚撮影を重ねたことでしょう。

本当に満足できる時間を過ごすことができたのです。

山小屋泊でふつうにみる光景は、一般の登山者の方は夕食後、多くの方は朝が早いため(人によっては夜中の3時、4時に出発してさらなる高みへの登頂をめざすからです)布団に入って、9時の消灯を待たずして眠りに落ちていかれる、というものです。

ですが、私の場合は高みを目指すのではなく、あくまでこの場所での撮影が主目的ですので、夜早く寝る必要もありません。夕食を終えて夜の7時ごろくらいかが再び活動時間ということになります。

そしてその時間帯の愉しみがこのようにして発見されたのでした。

ちょっと今回は話が横道にそれてしまいましたが、写真撮影の愉しみ、としてご理解いただければ嬉しいです。

長くなりましたので、続きは次回に回したいと思います。

今日の教訓:撮影は昼の時間帯だけではない、いろいろ経験を積んでいこう!

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